女子プロゴルフの今季2戦目、アコーディア・レディース大会で、木村敏美プロが3日間とも首位を明け渡さず、3年ぶり10回目の優勝を果たしました。
木村プロは、勝利者インタビューで 「練習している人にはほんと、申し訳ない(優勝)ですね」と言っていました。といいますのも、彼女は両手首の痛みで昨年末から2カ月もクラブを握れずにいたとのこと。
さすがに開幕戦の1週間前には、お茶を濁す程度の練習はしたようですが、大山、横峯、不動といった実力者を寄せ付けなかったプレーの内容には、本人も「わからない。心当たりがありません」と答えています。
「単なる幸運」といってしまえばそれまでですが、「私の武器は、ずぶとい神経とピンをデッドに狙う姿勢。今、ここにある球をどう処理するか。それしか考えていなかった」という彼女の言葉に、優勝の「謎」を解くヒントが含まれている気がします。