先週から高校野球とプロ野球が始まりました。球春到来です。
かつて西武ライオンズが常勝軍団であったとき、チームを率いた知将森監督は、当時の四番バッターである清原選手にもバントの練習をさせていたとのこと。
通常、チームのクリーンアップにバントをさせることは、考えられません。しかし、森監督は、年間500回を超える打席数の中で、一度でもバントをする可能性があるならば、練習をしておくのは当たり前だと考えます。
「いざ!」というときはそう滅多にないのでしょうが、稀に訪れる「いざ!」のときこそ、失敗は許されません。
さらに、森監督は、勝ったときの反省を欠かさなかったとも聞きます。負けたときは誰しも反省しますが、勝ったときは喜びに浮かれ「なぜ勝ったのか?」「なぜうまくいったのか?」を検証する人が少ないようです。
企業経営にも通じるリスクコントロールだと思います。