ある記事によりますと、手作り絵本講師の木原さんという方は、学校へ講演に出向く際、長さ2メートルのロープを持参するとか。
人生80年と見立て、児童・生徒の年齢の所に印を付けておきます。小学6年ならロープの端の方をつまませ「今、あなたたちは人生のこの辺よ」と話します。 さらに2メートルを1日24時間に例え、「6年生なら、午前3時半ごろよ」と言います。すると、子供たちは先の長い人生への希望で、明るい表情になるそうです。
大学生でも反応は同じらしく、「21歳は、午前6時ごろよ」と言うと、ある学生は「冬ならまだ真っ暗。『分からない、出来ない』は当たり前かも。就職に対して不安があったが、何か楽になった」と答えたとのこと。
ニートやフリーターの若者への風当たりが強くなっています。大人は問題視しますが、木原さん流に言うと、彼らの人生はまだ「朝」です。4月には、多くの若い人が社会に出ます。皆さん、若い子の面倒見ていますか? 仕事で力になってあげていますか?
この話を弊社でしたところ、年配の社員が「オレは年寄りだから、ロープの残りがない。先が見えている」と落ち込んでしまいました。もしどこかで話す機会があるときは、充分ご配慮を!