特売商品は、宣伝しなければ売れないと思いちですが、携帯電話時代の 今では、その感覚がすっかり変わってきています。
先日、倉敷のスーパーで、在庫調整のためにある商品のセールを行うこと になりました。もちろんチラシ広告は出していません。店頭のポップだけです。 従来ならば、チラシを流すなど、何かで宣伝しなければ、たまたま店に来た 顧客以外は気づきませんでした。ところが、今回は来店してセールを知った 人たちが携帯電話でどんどん情報を流してくれたため、店側が事前の告知 や宣伝をしなかったにもかかわらず、あっという間に広まってお客が集まり、 商品が売れたそうです。
「セール⇒チラシ⇒集客」の概念を覆されたとそのスーパーの社長は仰って いました。
顧客が欲しいものを安価で提供すれば、その情報は瞬く間に広がる仕組み が既に出来上がっているようです。
もっとも、悪い情報も同様に広がるから要注意です。なぜならば、いい情報も 悪い情報も、「目新しい情報」だからです。