倉敷のある会社の来年度採用者の実話をご紹介します。
あるサービス業をしている会社が、来年度の採用の募集をかけたところ、東京の女子大生から応募があったそうです。
その彼女は、東京生まれの東京育ちで、倉敷には何の縁もゆかりもありません。
社長が「なぜ倉敷なのか?なぜ我が社なのか?」と聞きましたら、彼女の答えは、「以前倉敷に旅行をしたことがあり、そのとき町の雰囲気が自分に合っていたことと、倉敷の人がとても親切だったから。
バスに乗ってもタクシーに乗っても、運転手の方がわかりやすく丁寧に案内をしてくれたし、街行く人も笑顔で道を教えてくれ、目的地まで一緒に歩いてくれた。
全国色々なところへ旅をしたけれど、こんなに晴れやかな気持ちで旅行できたのは、倉敷が一番だった。倉敷に恩返しする意味も含めて、自分の人生を豊かにするため、是非倉敷で働きたいと思い、倉敷の企業をインターネットで捜していたら、仕事に対する情熱と経営理念が社長の言葉からほとばしっていた会社を見つけた。それがこの会社です」との
こと。
その社長は、彼女の思いに心を打たれたと同時に、倉敷の人に感謝をしたいと仰っていました。
直接・間接に関わらず、人の行いはどこでどのように評価されるかわかりません。また、いつ評価されるかもわかりません。
ついつい目の前ですぐに結果を求めがちな小生なんぞは、このような話が胸に突き刺さります。
普段の言動に改めて注意を促してくれるお話でした。
青年部の活動も、今すぐ評価が出るものばかりではないかもしれませんが、5年先、10年先のための布石になればいいですね。
今を楽しみたいなら、花屋へ行きなさい
1年先を楽しみたいなら、花をつくりなさい
10年先を楽しみたいなら、木をつくりなさい
30年先を楽しみたいなら、人をつくりなさい
カモ井加工紙株式会社
鴨井尚志