今朝の通勤途中、子猫が車に轢かれたのか、無残な姿で横たわっていました。
小生の中学・高校時代は、夏場の通学路でカエルやカメが車に押し潰された光景をよく目にしたものです。雨の日は特に数が多く、時々トカゲやヘビもまじっていました。
現代の子どもの日常に、これら「小さな死」あるいは「身近な生と死」に触れる機会がどれほどあるでしょうか。命を大切にする心をはぐくむ土壌が、昔に比べて少なく、そして弱くなったようです。
人を殺傷する少年事件は、枚挙にいとまがありません。年間3万人を超える人が自ら命を絶つ中で、若者の自殺が急増しています。
ゲームが氾濫し、バーチャルの世界と現実の区別がつかない子供が増えたと言われますが、最近のささくれ立った事件の要因は、ゲームばかりが悪者でもないのかもしれません。
決して豊かではなくても、心を育ててくれた昔の環境が懐かしくなります。