本人がそのつもりになっていても、傍からは全く逆に見えることがよくあります。
次に揚げた「つもりちがいの10か条」は、皆さんもどこかで聞かれたことがあると思います。
1条 高いつもりで低いのは教養
2条 低いつもりで高いのは気位
3条 深いつもりで浅いのは知識
4条 浅いつもりで深いのは欲
5条 厚いつもりで薄いのは人情
6条 薄いつもりで厚いのが面の皮
7条 強いつもりで弱いのは根性
8条 弱いつもりで強いのが我
9条 多いつもりで少ないのは感謝
10条 少ないつもりで多いのが無駄
ひと口に言って、「人間はうぬぼれが強いものだ」ということを示唆しているように思います。
「世界半分、うぬぼれしっかり」という故事があります。世情に半分しか通じていないくせに、うぬぼれだけは十分にあることをいいます。
内に秘めた自信は大切ですが、うむぼれが高じて傲慢になってしまっては困ります。
「傲慢は知恵の妨害物である」(バイロン)。
「つもりちがいの10か条」を謙虚に見直したいと感じた次第です。
「低いつもりで高いのは血圧」なんて自虐ネタで喜んでいるあなた。要注意ですゾ。