「緊急」に分類された、稟議書があがってきた。
稟議の理由、投資金額、投資対効果の計算書、図面、工期等々一通りの資料が揃った稟議書だ。しかし、稟議を受けた者として
は、物足りない。
「緊急」に分類されたものを会社のルールだからといって、総務を通し、役員に回覧され、結果を待っているその姿勢が歯がゆい。
緊急であれば、なぜ申請した本人が稟議書片手に直談判に来ないのか。一番大切な熱意が欠けているのだ。