具体的で正確な数字を知るためには、質問も具体的でなければならない。
曖昧な質問には、曖昧な答えしか返ってこないからだ。
「売れ行きはどうだ?」と質問すれば、「いいです」とか「そこそこです」という答えしか返ってこない。しかし、「今月いくら出荷したか?」と問えば、具体的な数字が返ってくる。「今のコストはいくらか?」の問いには、目標値ではなく実際にかかっているコストの数値で答えなければならない。
具体的な質問は、質問者が正確なデータを知るだけでなく、質問を受けた者がそのデータの重要性を再認識することにもなる。