「哲学者○○の言葉に、」 とか「○○の法則によると、」 と言われると「もの知りだ」 と思ってしまう。
英語やフランス語など外国語を堪能に喋る人を見ると「頭がいい」と思ってしまう。
「ITの申し子」となると「時代の先端をいっている」と思ってしまう。
自分の理解の外にある人に対しては、つい尊敬や羨望の念を抱いてしまいます。
しかし、言葉や法則を知っていることと実際の人間性や行動が素晴らしいこととは、必ずしも一致しないことがあります。
英語やITも同様、それらは単なる道具であって、肝心なのは、それらを使う人間の中身であり、使い方です。
漫画家の本宮ひろし氏は、「漫画で絵を描けるということは、小説で字を書けるのと同じ。
だから、何を書くのか(物語)が大事なんだ」と言っています。