1.常に自己の進路を求め、止まぬは水なり
2.自ら潔くして、他汚を洗い、清濁併せ容るるの量あるは水なり
3.障害にあって、その勢いを百倍するは水なり
4.自ら活動して、他を動かしむるは水なり
5.洋として大海を充たし、発して蒸気となり、雲となり、雪に変じ、
  霞と化し、氷っては玲鑑(麗しい鏡)となり、しかもその性を失わ
  ぬは水なり
黒田如水