先日、あるところでドアを開けようと思い、大きな取っ手を引いたところ、開きませんでした。何のことはありません。押し戸だったからです。
通常、ドアに大きな取っ手があると、人は無意識にそれを引いてしまいます。逆に、もし取っ手がなければ、無意識に押してしまいます。押し戸なのに余分な取っ手があると、つい引いてしまい、ストレスを感じます。
このことは、我々の言動にも当てはまるかもしれません。
自分の主義・主張を一方的に押し付けると、相手にストレスを与えてしまいます。人の行動原理や認知・理解度に即して、ストレスを最小化する方法を考えれば、案外相手は素直に行動してくれるのではないでしょうか。

今日のお話は、「取っ手(?)おきの話」でした。