ある高校が、バレーボールで全国制覇した時の祝賀会。
来賓がレギュラー選手の活躍を称賛したのをよそに、チームの監督は、レギュラーそっちのけで、控え選手の名を一人一人挙げて、各人が果たした役割をほめた。「声がよく出ていた」「仲間をよく励ました」・・・。
控え選手とその父母はもちろん、チーム全員が涙に包まれ、いい会になった。
控えが意気に感じれば、組織力が増すことを知り尽くした、監督の“名采配”を感じた。
日本一になって当然のチームである。