今回の投稿は、我が会員中山永浩さんが提供してくれたものです。
本人は謙虚なあまり、投稿をためらっておられますので、代わってご紹介いたします。
二人の木こりがいた。一番目の木こりは、満身の力を込めて木を切った。
休憩も昼休みも取らず、できるだけ多くの木を切るために全力を注いだ。
朝は誰よりも早く働き始め、夕方は誰よりも遅くまで働き続けた。
それを見ていた人たちは、彼があまりにも速く木を切ることに驚嘆した。
しかし、一日が終わる頃には、 二番目の木こりのほうが一番目の木こりより多くの木を切っていた。
一番目の木こりほど懸命に作業をしていたわけではないし、休憩を何度か取っていた。
一番目の木こりは、二番目の木こりに歩み寄って質問した。
「君はどうやって僕よりも多くの木を切っているんだね?僕のほうが朝から晩まで長時間一生懸命に働いているはずなのに。もしよければ、君の成功の秘訣を教えてくれないか?」
二番目の木こりは一瞬考えて言った。
「成功の秘訣なんてとくにないけれど、これだけは間違いない。
どれだけ作業が忙しくても、僕は必ず時間をとって斧を研ぐようにしているんだ。
斧がよく切れれば、より少しの労力でより多くの木を切ることができるからね」
この話の中の「斧を研ぐ」という作業は、自分を高めるということだ。
私たちは時間をとって自分の人生のすべての分野で自分を厳しく見つめなければならない。
「汝自身を知れ」というソクラテスの言葉は、そういう意味だ。
改善する必要のある分野が見つかれば、それを改善する。それが自分を高めるための第一歩なのだ。
自分を高める方法はいくつかある。
そのひとつは、成功哲学の本を読むことだ。
自分を鼓舞してモチベーションを高める本を読むことは、成長のための起爆剤となり、ひいては偉大な業績をあげる原動力になる。
自分の心に栄養を与えることは、時間とお金の最高の投資なのだ。
アレクサンダー・ロックハート