芸術選奨文部科学大臣賞に輝いた画家が「盗作」疑惑でもめています。 芸術の世界に限らず、一般生活でもビジネスでも盗作・模倣・真似は常に 存在しています。
赤ちゃんは、親の仕種を真似て成長します。ファッションも他人の良いとこ ろを真似て着飾ります。音楽も洋楽の影響を多大に受けています 。電化 製品やIT関連などは、模倣の上に発展があると言っても大げさではないと 思います。

 かつて日本は、模倣を土台にして成長を遂げ、先進国の仲間入りを果たし ました。それは模倣を消化してさらに、独自性を持たせられたからです。 今は食生活を含む生活全般のスタイルや、株主主権主義、成果主義など 企業の経営形態まで他国の真似をしていますが、それらは弊害も多々見 受けられます。 模倣の王道を逸脱するとしっぺ返しがくるのでしょう。

 ところで、今回の絵画盗作問題は、画家だけが非難を浴びているように思 いますが、この作品あるいは画家を選んだ人って責任はないのでしょうか? 皆さん気になりません?