日用雑貨品などの物販が中心だった100円ショップが、サービスや娯楽の分野にも登場してきたと聞きました。
1分100円で部分カット(散髪)をする店。15分100円でビリヤードやダーツができる店。カラオケをはじめ、約30種類のサービスを10分100円で提供する店等々。
ちょっと気になる前髪だけ切ってもらう。 時間潰しに10~20分遊びたい。そんな顧客層を切り開いた新しい市場です。
100円ショップを訪れるお客には、「たくさんだと割安」という誘惑は存在しません。「サービスの細切れ販売」もまさに「ちょうどいい量だけでいい」という需要に応えるものなのでしょう。売り手の意識がどこにあれ、買い手は自分たちにとってのメリットを発見し、うまく利用していこうとします。その動きに敏感に対応できれば、ビジネスはおのずと方向転換しながら発展するのだなあと感心してしまいます。
100円ショップは、コンビニに続く日本らしいビジネスの象徴的業態なのかもしれません。
ビジネスチャンスは、身の回りにたくさん転がっているのでしょうね。
(番外不思議現象)
ヴィトンの財布を持って、100円ショップで買物をする人。
シャネルの腕時計をして、1,000円のフリースを着る人。
エルメスのバッグを抱えて、吉野家で食事をする人。
日本人って、不思議だと思いませんか?